【泉谷有希子講師/2回目・日大ロー】模範解答は押し付けない。「思考の癖」を修正し、現実的に合格できる「基礎」だけを徹底的に磨きました。

今回ご紹介するのは、日大ローの同期の方です！

初めて答案を拝見したとき、文章力の高さに驚いたことを覚えています。ただ、その文章力を活かしきれていなかったので、答案の書き方からアドバイスさせてもらいました。

指導体験記

１　略歴

令和6年3月　日本大学大学院法務研究科（既修・夜間）修了

令和6年度司法試験（受験１回目）不合格

令和7年度司法試験（受験２回目）合格

２　指導内容

民法・民事訴訟法の司法試験過去問の添削指導、フィードバックを含めたカウンセリング

３　良かった点・改善した方がいいと思った点

まず、答案から思考の癖を読み解いていただき、単に知識や表現の修正にとどまらず、思考の癖を修正していただいた点が良かったです。

また、信頼できる先生だからこそ、「今さらなんですが答案構成をしたことがなくて…」と相談することができ、答案構成用紙自体も送付し、その添削やアドバイスもしていただいたことが良かったです。

さらに、上記の2点を伝えてくださる添削の表現や、カウンセリングでの表現が適切で、自分でも驚くほどに効果が具体的に答案に表現できるようになり、その成長を惜しみなく評価していただくことで、自信やモチベーションの維持向上に大いに寄与してくれました。

４　添削について

模範解答などをなぞって、「書けてません、正確でないです」というような添削でなく、受講生の思考の癖の把握とその是正、そしてそれが司法試験合格に向けて過不足がない（必要以上に模範解答を求めず、現実的な合格に向けて押さえるべき基礎知識の整理と習得にフォーカスされている）ことが、他の添削指導者や大学院教授等にない、圧倒的な優位性です。

例えるのであれば、目線を合わせて並走してくださるようなイメージです。こちらが「今」できないことや理解できないことはあえて指導せず、一方で、合格のために必要な基礎知識は、丁寧に何度も教えてくださいました。このご指導の過程で、基礎知識の重要性と自分自身の知識の漏れを痛感しましたが、結果として、合否は基礎知識で分かれるのであることを、身をもって知ることができました。

このように、泉谷有希子先生が粘り強く、寄り添ってくださった丁寧なご指導に、心から感謝しております。

５　全体的な総評

上手く表現できているか不安はありますが、語弊を恐れずに言えば、泉谷有希子先生の真髄は、以上のような具体的なご指導にとどまらないように思います。

私は、とある事情で、司法試験直前の3ヶ月、複数の精神薬や睡眠薬を服用する事態となり、受験も困難な状況に陥りました。藁をもすがる思いで、カウンセリングだけ受けさせていただき、茫然自失のなかでお話しを聞いていただいたこともありました。そんな状態の私に対して、寄り添い続け、信じ続けてくださったことが、まさに私にとって、真の意味での「カウンセリング」でした。

このような状況に陥りながらも、今年受験できたこと自体が感謝でしかありませんでした。試験が終わって携帯の電源を入れた直後、泉谷有希子先生に電話をしながら見上げた浜松町の空の青さを、私は一生忘れないでしょう。

最後に

この体験記からも、文章力の高さがうかがえますよね笑

この方は修正力も高く、どんどん答案がよくなっていくので毎回の答案提出が楽しみだったくらいです。

試験直前期に体調を崩されていたのは心配でしたが、そこを乗り越えて合格を勝ち取られたのは、さすがの一言です。本当におめでとうございます！